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ホリエモンさんの“生まれたて感”が印象的だった保釈劇。

 ホリエモンさんが釈放される。

 メディアによって大きく取り上げられる事を意識した保釈劇。
耐震偽装事件での逮捕劇もそうなんだけど、
明らかに抑止的意味合いが大きい。
 その人を罰すると言うより、法定内法定外に関わらず、
あんまり社会性の低い事をすると、
面倒臭い事に巻き込まれるリスクが大きくなるよ、日本では。
 っていうメッセージ。



 別件逮捕、別件捜査は程ほどにして欲しい。
それは、勘違いの始まり。
世論を見方につけたからと言って、
権力をかざす組織なんてロクでもない。
 まぁ従事している人達が一所懸命になれる対象物を持つ事は素敵だけどねっ。
ルパンがいるから銭形警部はシアワセなんだモンね。


 事件の本筋とは関係ないんだけど、
釈放直後のホリエモンさんが物凄く印象に残っている。
体中で新鮮な発見を感じ取っていた。

 ヒナが始めて殻の外に出て見た景色とか、
初めて立った異国の街とか、
先入観無く、ムクな興味で周囲を見ていた。
単にフラッシュが眩しかっただけかも知れないけどね。
 でも私にはそう映ったの。

 大方の釈放時の映像って、
気恥ずかしそうだったり、
体制に対する恨みを滲ませていたり。
不安いっぱいだったり、
逆に勘違いの虚勢を張っていたり。
 兎に角、私が知っている限りみんな、
自分が主語ではなくて、
ショバの中の自分はどう映ってるか、
という事が気に掛かってしかたないように見受けられるものだ。

 けれどホリエモンさんは、
たっくさんの人達に囲まれながらも、
その時の自分が見て感じているショバがとても新鮮で、
その感覚が楽しいといった感じの顔つきをしていた。

 負の局面で社会と断絶されれば、固定観念ばかりを固めていくように思われる。
まだ見ぬ事をどんどん決め込んでしまうようになる人が殆どではあるまいか。
バカの壁、文脈の蛙。
 けれどホリエモンさんはあくまで、
まだ決まっていない先の事をこれから経験できる、それは素敵な事なのだ、
見え方の違う社会は面白い。
そんな感じで、一人称で久しぶりの景色を楽しんでいるように見受けられたのだ。

 自己否定からの再構築ではなく、
方法論の方向転換や視野の広がりの必要性を、
素直に自己学習したように。

 ホリエモンさんは脇の甘い男だ。
調子に乗っちゃうし、バランス悪いし。
 
 けれど、自分の興味を楽しませる能力にはとても長けているように感じられる。
自分をゲームの世界に置いて、
素直にまだ見ぬ波乱万丈を楽しみにしているし、
その為にポテンシャルを上げて行こうとする。

 そういう才能は魅力だよなぁ~。

Tb to
堀江前社長が保釈 「騒がせ申し訳ない」 [ 04月27日 23時10分 ] 共同通信
by oooo0 | 2006-04-29 00:00 | 世事
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