この冬に松下の石油ファンヒーターお詫びキャンペーン。
もう少し適度なところでさらりとやめて頂ければ良かったけれど、 今期の大黒字の決算対策、トップ交代用の成果の誇示と、 どんどん鼻に付くまでに。 撤退した商品。 電化の対抗製品。 しかも季節物なので、 決算と、人事交替発表時期にちょうど成果が強調出来る。 物凄計算ずく。 ∥ ∥ ∥ 個人情報保護法の過剰適応に対して、 政府の「個人情報保護関係省庁連絡会議」が、 欠陥家電製品を回収するためにメーカーによる家電販売店への顧客名簿の提供要請--などに応じることは、人の生命・安全にかかわるものなどとして「問題ない」と例示した。というお墨付きを得て、 今度はガス会社が乗っかかる。 ビルトインコンロの無償確認作業という名目で、 大規模なダイレクトメール送付や訪問キャンペーンを張る。 勿論こちらも直接的な営業ではない。 けれど、ガス会社として、直接的に顧客にコンタクトを取っての営業は、 法令施行以降、この方法しかないのは事実。 “東京ガス”という企業イメージを訴求するには、手っ取り早い禁じ手。 本来的には、この不具合は、 システムキッチン販売会社と施工会社の領域だ。 “ピンチはチャンス”は、リテール系ではセオリーだけど、 あんまり露骨に安全まで功名のタネにしようなんてのは、 社会を世知辛くするだけだよ。 関連記事 ■こんろでガス漏れの恐れ 東京ガス、4件の事故確認 [ 02月27日 21時07分 ] 共同通信 ■法解釈や運用基準を明確化 個人情報保護法で [ 02月28日 23時00分 ] 共同通信 ■松下温風機事故における“対応”の読み方
by oooo0
| 2006-03-01 00:00
| 世事
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